＜冬ボーナス＞民間、４年ぶり前年割れ…みずほ証券が予想

みずほ証券は２日、民間企業（従業員５人以上）の今冬のボーナスの１人当たり平均支給額が前年比１．６％減の４２万７０００円程度にとどまり、冬のボーナスとしては４年ぶりの前年割れになるとの予想を発表した。業績回復が遅れる中小企業の抑制などが主因。公務員を含めた総支給額も前年比０．６％減の１９兆５９００億円と、４年ぶりの減少を予想している。

　毎月勤労統計などをもとに予想した。業種別では、運輸業（前年比８％減）や医療・福祉（同５．４％減）、サービス業（同２．９％減）などの減少が大きいとみている。同証券の清水康和シニアエコノミストは「日本企業の経営が欧米流の株主重視にかわり、利益を底上げするためボーナスを抑える姿勢が強まっている」と分析している ここは押すな